朝ごはん

私がもう少し若かったときの話。

そのころ私は顔にデッカイにきびが一つがあった。



朝方家に帰り、昼過ぎにおなかがすいて起きた。

なんとも怠けた生活。

でもどうしても自分で朝ごはんを作る気がせず、

庭で草むしりをしていた母にわざわざ

ごはんを作ってくれと呼びにいった。

母を呼びに行くよりも台所に行くほうがあきらかに近い。

そんな私を、母は無視。…当たり前だ。

でもどうしても作る気がせず、

その場に座りこんでいた私を見て、キレた母が言った一言。




『そんなデッカイにきび作らんで、朝ごはん作りなさい!!!』



・・・・・確かに!!


この言葉に衝撃を受けが、

…結局朝ごはんは作ってもらった。


今日のように晴れた春の日のことだった。






RAID後藤